繁華街に天神の名が付いた由来の
なんて美しい名だろう。
左遷された道真公が
川に写された我が身を憂いた
かどうかは分からないが
容見天満宮。
一泊二日の弾丸旅行でも
是非とも
飛梅だけは
我が眼に見せたいと思った。
京の都から
主人を追った梅の話を聞いた
幼き私は
「いつか飛梅さんに会いたい」
と思ったので
夢が叶ったと言える。
福岡はまだ
梅が2〜3分咲きではあったけど
風も暖かく
春。
太宰府天満宮では
梅が枝餅といって
またまた道真公エピソードの
御餅屋さんが
そこかしこにあり
また、お店によって
全く味が違う。
餅のハネがパリパリだったり
アンコに塩が効いていたり
アンコが多かったり
少なかったりして
ソレはソレで
皆んな違って皆んな良いのである。
私達家族も
6箇所の梅が枝餅店で
ひとつ買っては3人で分け
いっぱいのかけそばならぬ
一個の梅が枝餅?
である。
今は仮殿で
そのお姿もシャレが効いていて
いい。
裏手へ廻ると
石段をゼイゼイ登り
商売繁盛
お稲荷さん神社もお参りした。
福岡は楽しい街。
空港から近いトコロが一番良い。
また来る事が
あるかないか分からないけど
とても良い旅であった。
この頃
20年も前に鬼籍に入った母を見る。
思わぬトコロで
鏡にうつった自分の容である。